セルタ・デ・ビーゴでプレーしているFWサンティ・ミナは、2017年に発生したとされる性的虐待事件で懲役4年を宣告された。

事件は2017年6月16日の早朝に発生したと言われている。「モハカル」という有名なナイトクラブにおいて、サンティ・ミナは女性に対して性的暴行を行ったとされる。

後に被害者となった女性から訴えがあったことでサンティ・ミナと友人のダビド・ゴルダルの2名が逮捕されていた。

さらに、サンティ・ミナの弁護士であるファティマ・マグダレーナ・ロドリゲスは、被害者の女性について「セクシーな服を着ていたのではないか」「酒を飲んで酔っていたのではないか」と疑問を呈していた。

また、被害者側の弁護士によれば、彼らは有利な証言をしてもらうため証人に40万ユーロ(およそ5400万円)を提供していたとも。

そして法医学者による検査によって被害者には4箇所の性器損傷が認められており、斑状出血の発生時刻も事件が起こったタイミングと一致しているとのこと。

これらの状況も含め、検察官は彼ら2名に対して懲役8年~9年半の罪を求刑して裁判が行われていた。

『Deportes Cuatro』によれば、その裁判の結果サンティ・ミナには懲役4年が言い渡されたほか、5年間の保護観察措置、被害者への12年間接近禁止命令、5万ユーロの補償金支払いが命ぜられているそう。

一方、ゴルダルについては「彼は告発こそしていないものの、事件で行動を起こしていない」として無罪となったとのこと。

なお、セルタはこれを受けてサンティ・ミナの練習参加を禁止しており、数日中にさらなる措置に出る可能性が高いと考えられている。

【写真】W杯で日本と対戦するスペイン。「歴史上最高のMF」10名

スペインでは初犯で懲役2年以下の場合は自動的に執行猶予が付与されるが、サンティ・ミナの場合は4年になっているため、もし今後の控訴に失敗した場合は投獄される可能性が高いという。

【厳選Qoly】スゴいメンバーだ…長谷部誠がプレーした「最強のチームメイト」ベストイレブン

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら