かつてバレンシアなどで活躍したアルゼンチン代表の名司令塔パブロ・アイマール。小柄な体格で創造性あるプレーを見せ、多くのファンを魅了した選手だ。

【動画】その繊細なプレーにリオネル・メッシも憧れたというパブロ・アイマールの技術

引退後は指導者に転身し、2017年からはアルゼンチンU-17代表の監督を務めるほか、A代表でもアシスタントコーチとして働いている。

『Marca』や『Infobae』によれば、今回彼は『リーベル・ファウンデーション』が主催したオンライン講演会に出席し、自身の指導哲学について以下のように話していたという。

パブロ・アイマール

「子供は大人と同じように鍛えるべきではないと思っている。13~15歳の少年には、もっとワイルドに、もっと自由にプレーしてほしいというのが私の意見なんだ。

時間が過ぎるとともに、戦術的な課題は盛り込まれていくものだ。しかし戦術的な動きをするにも、ボールを受けるにも、それを保つためのものが必要になる。

今日、プレーするためにプレーすることが少なくなっている。遊びのためにプレーするのは素晴らしいものだよ。それが奪われている。ルールが決められているからだ。

子供の頃に遊んだ『かくれんぼ』を思い出してほしい。『では、ここで一人で隠れていていいよ』と教えられたらどうだい。もう遊ぶ気にはならないだろう。

クラブでは、そのようなワイルドな部分が失われている、あるいは少なくなっていることを理解しなければならない。

プレーすることに情熱があり、そして勝ちたいと思っていれば、時間がある限りそれをしようとするものだよ。

ただ、子どもたちは朝学校へ行く。バスで1時間。そして練習場へ行く。またバスで1時間。帰るのに1時間。時間がない。

創造性が不足する。ギターで考えれば、先生に弾き方を教えてもらっているのに、家に帰ったら全く弾くことがないようなものだ。昔ならその後練習しているものだろうが、今はクラブで教えてもらうだけだ。

今はそのようなワイルドな面が存在しないので、クラブでは純粋な遊びを提供しなければならなくなっているんだ。今や、生徒はストリートで2時間プレーしているわけではないからね。

一人でクラブに行って、全部のプレーをツータッチでやって、ドリブルを全くしないまま1日が終わるのが普通になっているのだから」