FIFAワールドカップ・カタール大会で日本と戦うドイツ代表。

そのドイツを含めた欧州7か国は、多様性を支持する虹色の「One Love」キャプテンマークを今大会でも着用する予定だった。カタールの人権問題に抗議するためのものだったが、FIFAから制裁を科される可能性があるために断念することを決めた。

『DER SPIEGEL』によれば、FIFAの決定を受けて、ドイツの小売り大手「REWE」はドイツ代表のスポンサーから即時撤退することを決めたという。

同社CEOは「我々は多様性のために立ち上がる。サッカーも多様性があるものだ。FIFAのスキャンダルな姿勢は、CEOとしても、いちサッカーファンとしても、絶対に容認できない」と述べた。

同社は10月の時点で、ドイツサッカー連盟(DFB)との長年に渡るパートナー契約を継続しないと通達していた。ただ、今回のFIFAの決定を受けて、DFBとの契約を即時解消するに至った。広告の権利も放棄したそうで、すでに販売していたスクラップブックは無償配布に切り返え、その費用は同社が負担するとのこと。

一方、adidasは、「我々は関係を終わらせるつもりはない」として、DFBとの関係を継続するとしている。

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なお、『Bild』によれば、DFBはFIFAの決定をスポーツ仲裁裁判所に提訴する可能性があるという。

DFBの広報担当が「FIFAは多様性と人権に向けたサインを禁止した。スポーツ的制裁を具体的に示さず、大きな脅しをかけてきた。これが合法かを調査している」と述べたそう。