現在世界有数のスーパークラブであるバルセロナ。もちろん多くのスターが所属していたが、そこで求められる基準に達さなかった者も多かった。

ただ、たとえピッチ上でプレーできなくとも、そのパフォーマンス以外で愛された選手もいた。今回は『Planet Football』から「バルセロナで愛さずにはいられなかった6名の選手たち」をご紹介する。

ホセ・マヌエル・ピント

ゴールキーパーというよりもプロレスラーやスティーヴン・セガールのような風貌をしていたホセ・マヌエル・ピント。2008年にバルセロナへと加入し、ジョゼップ・グアルディオラの下で黄金時代の始まりを経験した。

常にビクトル・バルデスのバックアップとしてプレーしていたが、その立場にもある意味満足しているようにも見えた。ドレッシングルームでも盛り上げ役に徹し、リオネル・メッシとも親友であった。常にベンチから相手の選手たちを挑発し、審判に抗議し、レアル・マドリー戦では出場すらしていないのにレッドカードを受けた。そしてピッチ外ではプレーの傍らヒップホップアーティストとして活動した。

ただ、ビクトル・バルデスが負傷してホセ・マヌエル・ピントがピッチに送られることになると、ファンは不安に苛まれた。2013-14シーズンには彼が起用された時間の勝率が非常に悪く、チームも無冠となっている。