17日にブリュッセルで行われる予定だったベルギー対スウェーデンのEURO予選は試合途中に打ち切られた。
試合前にブリュッセル市内でスウェーデン人を狙った射殺事件が起きたためだ。
ベルギー国内ではテロ警戒レベルが最高レベルに引き上げられ、試合観戦に訪れていたスウェーデンのファンたちはスタジアム内に留まるように勧告された。
2人のスウェーデン人を殺害した容疑者はテロ組織ISへの忠誠を誓っていたが、警察当局によって銃撃され死亡。その後、テロ警戒レベルは一段階引き下げられたが、スウェーデン代表選手の妻も夫を心配していた。
マンチェスター・ユナイテッドに所属するスウェーデン代表のキャプテンであるヴィクトル・リンデレフの妻であるマヤさんは「とにかくあなたに帰ってきてほしい」、「言葉がない。昨日被害に遭った全ての人に思いを馳せる。犠牲者とご遺族、全てのスウェーデンファンとスウェーデンに」とのメッセージをInstagramに投稿していたのだ。
『Aftonbladet』によれば、リンデレフは事件翌日の電話取材に対して「これはあまりにも酷い。最悪なことが起きた。アウェイゲームにも駆けつけてくれるサポーターが射殺されるはめになった。これはひどすぎる」と答えていたそう。
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この夏にベルギーのセルクル・ブルッヘからオランダのフェイエノールトに移籍した日本代表FW上田綺世の妻である由布菜月さんも少し前までベルギーにいたようだ。
Instagramで「今ベルギーが大変なことになっているそうですが、大丈夫ですか?」という質問に対して「昨日ちょうどベルギーにいたので朝起きたらたくさんDMをいただいていたのですが、ぽてぽて(愛犬)と共に昨日の夜にオランダに帰ってきてます!ご心配ありがとうございます」と答えていた。