インドネシアで行われているU17女子アジアカップ。
開催国であるインドネシアのU-17女子代表は、グループステージ3連敗で敗退が決まってしまった。フィリピンに1-6、韓国に0-12、北朝鮮には0-9といずれも大差での敗戦。
インドネシアサッカー協会(PSSI)によれば、エリック・トヒル会長は同国の女子サッカーがまだゼロから構築する段階にあることを認めたそう。
今年、インドネシア女子代表は日本人の望月聡氏を監督に招聘。今大会のU-17代表も同監督が率いた。
PSSIは「世界の女子サッカーでトップクラスの監督である日本人の望月聡氏の人選からスタート。 PSSIは、2012年オリンピックで日本女子代表を準優勝に導いたコーチへの働きかけに成功した」と伝えている(望月氏は2008年~2012年まで日本女子代表のコーチを務めた)。
トヒル会長は、インドネシアはマイナスから女子サッカーの組織化を始めており、アクセス、施設、選手、大会に至るまで、女子サッカーは大規模な改善を必要としているとしつつ、こうも話していた。
「そのため、我々は日本サッカー協会であるJFAと協力しながら、モチ監督を招聘し、全面的に組織化した。これは長期的なミッションであり、たとえ当初の条件がマイナスであったとしても、真剣さ、一貫性、熱意を持って始めなければいけない。これが女子サッカーの復活の始まりだと信じている」
男子のインドネシア代表は帰化選手の登用も含めて近年強化が進んできた。
トヒル会長は「代表サッカーの範囲において、女子サッカーを無視してはいけない。現時点では長期的なトレーニングセンターはない。インドネシア女子サッカーのタレントを引きつけるために、国家レベルから始まり、地方レベル、さらにもっとミクロに段階的にそれを構築していく」と長期的に女子チームを強化していく方針を宣言。その手はじめとして、女子サッカー界で強さを見せてきた日本から指揮官を招聘したようだ。
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