先日、ウェンブリー・スタジアムで行われたUEFAチャンピオンズリーグで優勝し、15回目の欧州制覇を成し遂げたレアル・マドリー。
あのリオネル・メッシさえも現世界最強クラブと認めるほどの強さを誇ってきた。
そうしたなか、ある動画が物議を醸している。英国在住の中国人クリエイターは、CL決勝後にウェンブリーの外にいたレアルサポーターたちにインタビューを敢行。
🇨🇳 Se ha hecho viral en redes chinas este vídeo en el que un reportero chino acusa de racismo a unos españoles, en la celebración del Real Madrid en Londres.
Muchos chinos se están hartando de cómo son tratados en el extranjero y ya no pasan ni una. pic.twitter.com/NZlhVrmNOT
— 马悟空 (@Ma_WuKong) June 5, 2024
あるレアルファンはスペイン語が分からない中国人クリエイターに一緒に歌を歌おうと持ちかけた。
だが、その内容は中国人を侮辱するもの。その後、スペイン語での意味を知った中国人クリエイターは、人種差別を告発し、非難していたのだ。
スペイン紙『La Vanguardia』によれば、中国を侮辱する歌を歌っていたのは、レアル・マドリーの故ロレンソ・サンス元会長の孫だとか。
中国当局はこの件に激怒しており、在スペイン中国大使館はレアル・マドリーに正式な苦情を申し立てたという。「中国を侮辱し、下品で性質の悪い」態度と歌に「衝撃と怒り」を表明したとのこと。
大使館によると、レアル側は非公開で回答したそう。「不適切な行動」は遺憾であり、「彼はレアル・マドリーや大多数のファンの価値観や原則を代表するものではない」としつつ、中国人ファンへの「感謝と敬意」を示すと同時に「あらゆる形の人種差別と外国人嫌悪」を非難する内容だったという。