4年に一度の祭典であるEUROがドイツで開幕した。開催国であるドイツは14日に行われたスコットランドとの開幕戦に5-1で勝利している。

そうしたなか、『The Sun』は、「イングランドファンにビール禁止令を出したドイツ警察は、その代わりに大麻を吸えと言う」という記事を報じた。

イングランドは16日にセルビアとのEURO初戦をゲルゼンキルヒェンのフェルティンス・アレーナで戦う。その試合ではアルコールによるトラブルを避けるためにスタジアムの責任者は弱めのビールかシャンディーを提供するように指示されている。また、ゲルゼンキルヒェン警察の広報は、こう話したという。

「ファンが路上で大麻を吸うのは問題ない。

酒を飲んで少し攻撃的になっているグループと、大麻を吸っているグループを見かけたら、我々は当然ながら、酒を飲んでいるグループを注視する。酒を飲むと攻撃的になるが、大麻を吸うと冷静になる。

我々は暴力を防ぎ、人々の安全を守りたい。我々は暴力を振るう可能性のある飲酒しているファンに焦点を当てている。だからこそ、アルコールに関する安全対策を講じている」

ドイツでは今年4月1日からマリファナの使用が一部で合法化された(ただし、条件あり)。

ファンたちは公共エリアで大麻を吸うことができるというが、フェルティンス・アレーナ内やファンゾーン、バーや街の広場では禁止されている。また、特定エリアのバーでは試合前後の酒類の提供もストップされるとのこと。

EURO2024に出場しないベストイレブンがすごい

なお、日本には大麻取締法があり、それに反した場合は処罰の対象になる。外務省も4月からのドイツにおける大麻合法化に伴い、以下のような注意喚起を行っている。

「ドイツでは、令和6年(2024年)4月1日から、18歳以上の大麻の所持・消費が条件付きで合法化されます。しかし、これには、所持量、使用場所等の制限や、18歳未満の者への譲渡の罰則厳罰化なども含まれています。

日本では、大麻取締法によって、大麻の所持等が禁止されており、日本に大麻を持ち込もうとした場合等は、同法による処罰の対象となります。また、日本国外において、大麻をみだりに、栽培したり、所持したり、譲り受けたり、譲り渡したりすることを罰する規定があり、罪に問われる場合があります。

大麻を乱用した場合には、幻覚作用や記憶への影響、学習能力の低下等の健康被害が生じることも指摘されています。ドイツにおいても大麻の有害性が否定されたわけではなく、合法化はむしろ大麻における闇市場を縮小し、薬物関連の犯罪を減らすことを目的としている点に留意してください

日本及びドイツの法令を遵守の上、トラブルに巻き込まれたり、御自身の健康を損ねたりすることがないように御注意ください」

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