かつて日本代表として活躍した中田英寿氏。
47歳になったヒデは精力的に活動しているが、ビーズのボーカルである稲葉浩志さんと対談を行っていた。
2人は去年頃に知り合ったそうで、ヒデはサッカーをやり始めたきっかけについてはこう話していた。
「サッカーを始めた時が8歳。当時はJリーグがなかったんですね。Jリーグがないってことは、自分がサッカーをやる時にプロになるっていう夢はないんですよ。(プロリーグが)ないから。
ただ、『キャプテン翼』を読んでいて、これ面白いな、ちょっとやってみようかなみたいなところから始まって。
当然プロも目指してなければワールドカップも知らないし、本当に漫画の世界なわけですよね。
『キャプテン翼』の世界のことをとにかく頑張ろう。オーバーヘッドってこういうやつか、砂場でやってみようとか、そんなレベルでずっとやっていて。
そうするとひょんな時に全国の15歳以下の日本代表みたいのになんか呼ばれて。そのチームで海外に行き始めるわけですね。
そこで初めて、要はプロがある世界のユースチームとか、プロがあるっていうことに気づく。そこで見ていった時に、こういう世界は可能性があるのかなみたいなところがあって。
そこからですよね。本当にタイミングよくJリーグもできて、ずっとやってきたってことなんですけど。
何が言いたいかって言うと、僕がサッカーをやったのってプロになりたいから始めたわけじゃなくて、ただ好きで遊びでやっていた」
キャプ翼がきっかけだったというヒデに稲葉さんは、「中田さんの世代だと、割とそういう動機の方が多いんですか、その漫画を見てとか」と質問。すると、ヒデはこう答えていた。
「『キャプテン翼』は世界的に影響力があって。僕がイタリアに行ったり、イギリスに行っても、向こうの選手ですら『キャプテン翼』のファンだったりするんですよ。
だから、漫画家の高橋陽一先生の影響力はすごいし、そういう人たちが本当に世界のトップ選手になってたりするんですね」
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やはりキャプ翼の影響力は絶大だったそう。セリエAやプレミアリーグの世界的スターのなかにもファンの選手がいたようだ。