アルゼンチンとフランスが人種差別騒動をめぐって対立している。

アルゼンチン代表がコパ・アメリカで優勝した後にエンソ・フェルナンデスが「やつらはフランスでプレーしているが、全員アンゴラ出身だ。やつらはトランスジェンダーと寝るのが好き。母親はナイジェリア人、父親はカメルーン人だが、パスポートにはこう書いてある、フランス人」などと歌っていたのだ。

フランスサッカー連盟はこれを強く非難しており、エンソは謝罪する事態になった。

その後には「人種差別騒動でリオネル・メッシは謝罪すべき」などと発言したアルゼンチンのスポーツ次官が更迭されている。

そうしたなか、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領が所属するリバタリアン党の幹部議員であるリリア・レモイネ氏の発言が話題になっている。

『La Nación』によれば、レモイネ氏は「ほぼ国民的英雄である人物(メッシ)に、土下座して許しを請うようにどうやって頼むつもりなのか」として、スポーツ次官を更迭した政府の決定を擁護。

さらに、「フランス代表が有色人種で占められているのは事実。西洋人で白人の国が、アフリカの国のようなサッカーチームを持っているのは、とても印象的だ」とも言い放っていたという。また、「(大量の移民がブレグジットのような現象を引き起こしており)深刻な問題。サッカーにおいて爆発する何かがある」とも口にしていたとか。

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なお、更迭されたスポーツ次官は、1994年から2007年までボカ・ジュニオルスで会長を務めたマウリシオ・マクリ前大統領に近しい人物だったそう。

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