ガンに侵された同僚選手に対してチームメイトたちが行った振る舞いが話題になっている。
スウェーデンのカルマルAIKに所属する24歳のマルクス・ヘマンさんは、1カ月前にガンと診断された。すでに転移しており、現在は緩和ケアを受けているそう。
チームメイトたちは化学療法などで髪を失った彼への連帯を示すため、また、資金を募るために髪を剃ることにした。
剃髪したチームメイトたちの姿を見たヘマンさんは思わず涙…。
「MHFC(Markus Heman Fuck Cancer)」というタトゥーを腕に彫った同僚もいて、ヘマンさんは「本当に?君は世界一素晴らしい人だ」と驚いていたとか。そのヘマンさんはこう話している。
「これは誰かが自分にしてくれた最も素敵な行為なので、絶対に忘れません。ただ全員を抱きしめたかったんです。
今の自分はとても強く感じています。それは周囲の人たちのおかげ。私の人生にこれらがなかったら、おそらく諦めていたでしょう」
一方、チームメイトはこう語っている。
「マルクスがどんな状態にあるかがわかってすぐに、このアイデアを練り始めた。彼のために何かをして、一緒に闘うために団結していることを示したかった。
最初は撮影しないつもりだったけれど、誰かの励みになるかもしれないし、困っている人のために親切な行為をすることには価値があるかもしれないというメッセージを送ることができるかもしれないと気づいた。これほど拡散されるとは思ってもいなかったけれどね。
マルクスはチーム全体にとって信じられないほど大切な存在。知りうる限り、最も純粋な人間だ。彼はハエが壁にいても殺さない」
当初は5万クローナ(70万円)を目標額にしていたが、すでに16万クローナ(224.5万円)が集まったという。
『GP』によれば、ヘマンさんはNEC(神経内分泌がん)と診断されたという。国立がん研究センターによれば、「NECは増殖スピードが早く、一般に転移など進行した状態で発見されることが多い」そう。
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