16日の夜から開幕を迎える2024-25シーズンのイングランド・プレミアリーグ。

先日はプレミアリーグの試合で行われるジャッジに関する情報をリアルタイムで発信するというSNSアカウントが開設されたことでも話題となった。

それだけではなく、今季のプレミアリーグでは新シーズンに向けて7つの主なルール変更が加えられているという。

『The SUN』によれば、その主な変更点は7つであるとのこと。

アディショナルタイムの短縮

近年は時間の浪費を避けるためにアディショナルタイムがより厳密に計算されるようになり、追加される分数が著しく増加していた。

今季からは試合が過度に長引くのを防ぐため、ゴールが決まったときに追加されるアディショナルタイムは「30秒経過してから計算」することになるという。

また、VARにAIを使用したオフサイド自動判定システムが導入されることもあり、ビデオによる事象の判定にかかる時間もかなり短縮される見込みであるそう。

ウォームアップ可能な人数が増加

これまでイングランド・プレミアリーグではタッチライン横で同時にウォームアップできる選手が最大3人に制限されていた。

しかし交代が最大5名となってからはこの人数の少なさが問題の一つとなっていたため、今季からはウォームアップも最大5人に増加することになった。

ボールパーソンの関与が増加

新型コロナウイルスの流行に合わせてピッチの周りに10個のコーンが置かれ、その上にボールが配置されていた。ボールパーソンと選手の接触をできるだけ減らすためだ。

今季は再びボールパーソンの役割がある程度復活する。ゴールキックの際にボールパーソンがゴールキーパーにパスすることが可能になり、より迅速なゲーム再開を図ることができる。

脳震盪による追加交代

今季からはイングランド・プレミアリーグにも脳震盪による追加交代のルールが導入される。

これはプレミアリーグだけではなくイングランドサッカー協会が主催するカップ戦にも適応され、脳震盪が確認された選手については通常の枠を使用せずに交代が可能になる。

ペナルティキック時のペナルティエリア侵入

ペナルティキックの際、キッカーがボールを蹴る前に他の選手がペナルティエリアに侵入することは禁止されており、やり直しになることもしばしばだった。

しかし今季からは「選手によるペナルティエリアへの侵入は、それが影響を与えた場合のみ罰せられる」と規定されることになった。結果に影響がなければやり直しされることはない。

ペナルティキック時のボール位置

プレミアリーグでは今季ペナルティスポットに置かれるボールの位置を明確に規定することを目指した。

新しいルールでは、ペナルティキックの際に「ボールの一部がペナルティマークの中心に触れるか、あるいははみ出している必要がある」と規定されている。

ハンドの判定が緩和される

新しいルールにおいては、「ソフトな」ハンドについては寛大な判断を下すことが認められる。

故意ではないと見做された手とボールの接触についてはペナルティキックと判定しないことが可能となり、もしペナルティキックとなってもイエローカードを提示しないことを選択できる。

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今季のプレミアリーグは金曜日に開幕し、初日は大型補強で注目を集めたマンチェスター・ユナイテッドがホームにフラムを迎える。さらに月曜日にもレスター・シティ対トッテナム・ホットスパーが開催され、4日にわたって各クラブがシーズンのスタートに臨む。

日本では今季からU-NEXTで放送されることになっており、先週からはラ・リーガと合わせて視聴できるサッカー専門のパックも提供されている。

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