10月3日(木)に最新メンバーを発表する日本代表。
前回の代表シリーズでは19歳の高井幸大(川崎フロンターレ)が初招集され、発表後に誕生日を迎えた20歳は中国戦でデビューを果たした。
6月に「日本代表が強くなりたかったら次の若手を積極的に使っていくべき」と提言していた久保建英(レアル・ソシエダ)は、「僕が言ったから変わったみたいな部分もある」と冗談交じりで答えていた。
ここでは、10代での日本代表入りを狙うべき次代の逸材たちをご紹介しよう。
中島洋太郎
生年月日:2006年4月22日(18歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
20歳まで残り567日
18歳の中島洋太郎は、J1リーグで首位に浮上したサンフレッチェ広島の中でも際立った技術をみせている天才肌のプレーヤーだ。
父親は千葉や広島でプレーした中島浩司。優れたテクニックと感性を持ったリベロタイプの選手で、あのイビチャ・オシム監督から「サッカーを知っている選手」と高く評価された選手だった。
息子も傑出したテクニックとパスセンスが評価されており、特に先を読むプレー予測、わずかなスペースを見つけ出す視野は見事なもの。彼がボールを持つだけで何かを生み出してくれそうな期待感がある。
リーグ戦ではまだ無得点だが、今夏に行われたシュトゥットガルトとの親善試合では昨季ドイツ2位の相手から素晴らしいゴールを決めている。
道脇豊
生年月日:2006年4月5日(18歳)
所属クラブ:ベフェレン(ベルギー)
20歳まで残り550日
道脇豊は、これまで数多の名FWを輩出してきた九州が送り出す新時代のストライカーだ。
熊本に生まれ、中学生の頃からロアッソの下部組織に在籍。高校1年生だった一昨年クラブ史上最年少の16歳でプロ契約を結び、昨年デビューを果たした。
昨年はU-17アジアカップ、U-17ワールドカップに出場し、今年4月にはJリーグ初ゴールも記録した。熊本では1学年下の神代慶人と共に期待を集めていたが、道脇は今夏18歳の若さでヨーロッパ行きを決断した。
身長186cmと大型で、ベルギー2部のベフェレンでは先月2試合連続ゴールを決めるなど早くも結果を残している。