34歳にして新天地ニュージーランドへの挑戦を決めた元日本代表DF酒井宏樹は、新設されたばかりのオークランドFCへ移籍した。
そのオークランドが越境参戦するオーストラリアのAリーグが今月18日に開幕する。
『Stuff』によれば、Aリーグのウェリントン・フェニックスに移籍した長澤和輝は、「彼は日本で最高のディフェンダーのひとり。それにすごく有名。彼はビッグライバル。僕らは彼に打ち勝たなければいけない」と酒井について話していたそう。
また、オークランドのスティーヴ・コリカ監督とテリー・マクフリンフットボールディレクターは、酒井についてこう語っているという。
「(酒井と契約できたのは)本当のサプライズだった。彼の選手としての質を考えればね。彼には素晴らしい経験がある。W杯に3度も出場しているし、世界の強豪チームでプレーしてきた。彼が初めてやってきたとき、チームの多くの選手は畏怖の念を抱き、サインを欲しがった。でも、彼は本当に謙虚な男で、選手たちは彼から多くを学ぶだろう」
「(補強選手として酒井が目に留まると)すぐに決断した。逃せないチャンスだった。若いスカラーシップの選手たちにとっても、プロがどういうものかを理解して成長するのに役立っている」
そして、酒井本人はこう述べている。
「新しい目標とチャレンジを追い求めるためです。このチャンスが訪れたとき、自分にとっては自然なキャリアアップでしたし、若い僕の家族にとっても正しい移籍でした。
日本の選手と比べるとキャラクターが違います。向こう(日本)はより小柄でテクニックがある。ここはより大柄でアグレッシブでダイナミックです」
オークランドは19日の開幕戦でブリスベン・ロアーと対戦。11月2日の第3節では長澤が所属するウェリントンと対決する。