田中マルクス闘莉王(43)が16日に自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』を更新し、日本代表MF中村敬斗(24)を絶賛した。

日系3世の闘莉王は留学生として来日し、後に帰化して日本代表入り。引退後は母国ブラジルから日本サッカー界に対する提言を発信している。

日本代表は15日、アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦し1-1で引き分けた。

闘莉王はこの試合を振り返り、左サイドで途中出場した中村敬斗を「間違いなく一番相手を困らせることをやってくれた選手」としてMVPに選出した。

中村は1点を先制された後の後半31分に左サイドを突破し、同点となるオウンゴールを誘発している。

闘莉王は「決してすごいセンタリングだったわけじゃないですけど」としつつ、「完全に相手を切り裂いて、こういうところだったら危ないんだなってちゃんとボールを放り込んで、われわれを救う1点が入った」と分析。

また「ゴールシーンだけじゃない」とし、「あの選手、何が違うかといったら賢い。今日も思ったんですけど、後ろに引いてボールをもらった時に何をしないといけないかをきちんと分かっている。ボールのさばき方もうまかったし、サイドに張ったときのドリブル突破が見事だった」と褒めたたえた。

中村は所属するスタッド・ランスで現在4試合連続得点中。日本代表では13試合8得点と結果を残しており、先発起用へも期待も高まっている。

これに対して闘莉王は「三笘(薫)選手の調子次第だと思います。三笘選手が調子が悪かったら十分にやれると思います」と回答。

さらに「もう一つ試してほしいんですけど」と切り出し、「シュート力もある。決定力ある。ポジショニング良さもある。エリア外で切り返しがきく。シュートフェイトがきく。真ん中、南野(拓実)選手のポジションで使ってみてもいいんじゃないかと」と提言していた。

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動画の中で「三笘選手を使うのもうまいし、三笘選手とのコンビネーションもうまい」とも話していた闘莉王。左シャドーに中村敬斗、左ウィングバックに三笘という同時期用もあるだろうか。

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