23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグで、ベンフィカに3-1で勝利したフェイエノールト。
この試合では日本代表FW上田綺世が12分に先制ゴールを決めている。ただ、彼にとって不運な場面もあった。
上田は24分にも味方のシュートのこぼれ球に詰めてネットを揺らしたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、ゴールは無効と判定されたのだ。
9月のCLレヴァークーゼン戦でも、ネットを揺らしながら“戻りオフサイド”としてゴールを取り消されていた上田。
この場面では、フェイエノールトのスイス人DFジョルダン・ロトンバが、ベンフィカのアルゼンチン人DFのニコラス・オタメンディの背後から手を回していたことがファウルと判定された。
ただ、この二人の競り合いはゴールとは直接関係のない場面で起きたことだった。
オランダの『Sportnieuws』はこの判定に対して「公正か否か」と題し、専門家たちの反応を掲載している。
オランダ3強の一角PSVのクラブウォッチャーであるリク・エルフリンク氏は「フェイエノールトはベンフィカ戦で明らかにゴールを奪われたのではないか?このような状況はさまざまな試合で何度も見られる」とX(旧Twitter)に不満を投稿。
ESPNの記者マルク・ファン・ライスワイク氏も「もちろんファウルを取ることもできる。しかしそうなるとほぼすべてのコーナーキックがPKになるだろうね。ヨーロッパでは慎重な対応が期待されている中で、VARが介入することを決めたのは奇妙だよ」と同じくXに疑問を投げかけた。
ただ、元トップ審判であるマリオ・ファン・デル・エンデ氏の意見は違った模様。
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オタメンディに対するロトンバの行為について「ホールディング(※)、つまりファウルです」と話し、主審が下した判定を支持していた。
(※)球技などで手や腕、身体を使って相手のプレーを妨害する反則行為