ワールドカップ最終予選、アウェイ2連戦となる11月シリーズの初戦でインドネシアに勝利した日本代表。

スコアは4-0。4ゴール、無失点という結果だけを見れば快勝と言えるが、鈴木彩艶が序盤の決定機を阻止したことが試合の流れを大きく左右した。

3-4-2-1の日本に対し、5-4-1のシステムで人と人をマッチアップさせてきたインドネシア。帰化戦略により個がスケールアップしたこともあり、守備戦術がある程度うまく機能していたことは日本の先制点が35分まで生まれなかったことにも表れている。

もし、日本が先に失点していればより難しい試合になったことは間違いない。

中国も9月の初戦、0-7で敗れた日本戦では後半から5バックへシステムを変更。ただ、2トップの形は維持した5-3-2だったため日本の3バックにプレッシャーがかからず。好き放題ボールを回されて失点を重ねた。

今回はおそらくインドネシアと同じ5-4-1で臨んでくることが濃厚。しかもホームでのリベンジを狙っており、また試合の間隔も日本より1日長い中4日のため簡単な試合になる可能性は低そうだ。

そんな中国戦のスタメンを予想する前に、インドネシア戦のスタメンをおさらい。

■インドネシア戦 スタメン
GK:鈴木彩艶
DF:橋岡大樹、板倉滉、町田浩樹
MF:遠藤航、守田英正、堂安律、三笘薫、南野拓実、鎌田大地
FW:小川航基

中盤にキャプテンの遠藤航が復帰。負傷離脱した谷口彰悟と上田綺世の代わりには橋岡大樹と小川航基が入った。

実際のプレーに関しては、橋岡の3バック右は6月のミャンマー戦に比べれば良かったが、及第点に届くかは微妙なところ。立ち位置が良くなく、ビルドアップを含め効果的なパスが少なかった。パフォーマンスでの入れ替えがあるとすればここだろう。

それを踏まえて、アウェイの中国戦で予想されるスタメンがこちら!

日本代表 中国戦 予想スタメン

GK:鈴木彩艶
DF:瀬古歩夢、板倉滉、町田浩樹
MF:遠藤航、守田英正、堂安律、三笘薫、久保建英、南野拓実
FW:小川航基

本来大黒柱であるべき冨安健洋に怪我が続き、前回最終予選から着実に実績を積み上げてきた谷口も長期離脱となったDFラインは底上げが急務。

前戦の橋岡の出来を考えると、瀬古が3バックでどれだけできるのかは今後に向けて確認しておきたいところだ。中央をこなせるようであれば、板倉を右に戻す選択肢も出てくる。

シャドーのポジションは今月も2試合目は久保建英が先発するはず。菅原由勢が結果を残した右ウィングバックだが、継続性を重視しておそらく今回も先発は堂安だろう。

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