名古屋グランパスからポーランド1部レギア・ワルシャワへの完全移籍が決まった森下龍矢。
27歳の森下は今年1月にレンタル移籍でレギアに加入すると、今季中盤にコンバートされブレイクを果たした。また、その明るいキャラクターでポーランドでも愛される存在になっている。
その森下はクラブ公式インタビューで様々な話題について語った。サイドから中央にポジションをコンバートされたことについては、こう述べている。
「ここしばらくは中盤でプレーしていますが、より自由を感じています。攻撃も好きだし、ゴールもアシストも記録したい。以前は守備が主な仕事でした。今は、チームの得点に影響を与えることができます。
(以前にもこのポジションでプレーしたことがある?)
かなり昔で、大学時代に遡りますね。当時は8番のポジションでプレーすることが多かったんです。久しぶりにまた中盤でプレーするとは思わなかったですね」
森下は2024年1月以降、日本代表から遠ざかっているが、「また日本代表に招集されたい」という思いも口にしている。
「よく覚えていますけど、もっとプレーしたかったです。あの時点では、まだ一人前の代表選手という感じではありませんでした。左サイドバックとして2試合に出場したんです。
現時点で、自分はどのポジションで考慮されるのか興味がありますね。
日本代表の監督とは連絡を取り合っていて、時々話をします。ただ、忘れてはならないのは、日本代表の中盤は競争が熾烈ということです。
レアル・ソシエダの久保(建英)やクリスタル・パレスの鎌田(大地)のような選手がプレーしています。でも、僕には夢がありますし、また代表チームでプレーできるようベストを尽くすつもりです」
森下が代表でプレーした際のポジションはいずれも左サイドバックだった。その後、森保一監督は3-4-2-1システムを採用したことで、ポジションごとの序列に変化が起きた。
コンバートされた中盤は競争が熾烈だが、代表復帰への思いは強いようだ。
なお、森下は「日本のピッチは硬く、プレーするのが難しいです。ポーランドのピッチは柔らかく、自分にとっては有利でした」という話もしている。