2024シーズンのJ1リーグ。たくさんの選手がしのぎを削り、そして確かな爪痕を残した若手選手も多くいました。

今回は、J1全部見るマンが選ぶ、2025シーズン注目して欲しい若手選手を紹介していきますので、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

師岡柊生(鹿島アントラーズ)

2024シーズンに大きく成長を果たした選手です。2024シーズン当初はサイドプレーヤー、ウイングストライカーとしての役割を任され、全うしていました。

しかし師岡柊生が覚醒を果たしたのは中後雅喜監督が就任してからです。ストライカーの位置でプレーをするようになってからの彼のパフォーマンスは常軌を逸するものでした。

サイドに流れて時間を背負うプレー、上のパスを収め切ってしまう力強さ、深さを作るフリーラン、そして崩しの鋭さとフィニッシュワークまでのスムーズさ。一気に成長を果たして2024シーズンを終えることとなりました。

「いや、もう凄かったじゃん」と思われる方もいるとは思いますが、ここから更に上のレベルに到達すると思い、選ばせて頂きました。ぜひとも師岡柊生の活躍に注目して欲しいです。

徳田誉(鹿島アントラーズ)

2007年生まれの17歳。彼のポテンシャルを確信したのはJ1第30節のサンフレッチェ広島戦でのゴールです。

「Jリーグ卒業試験」とも称される広島の屈強な守備陣の一人、佐々木翔を背負って叩き込んだゴールは力強さと頭の良さ、そして技術をJリーグに見せつけたはずです。恵まれた体格でしっかりと背負うこともでき、さらに労を惜しまずチームのために走ることもできます。

レオセアラの加入により、どのくらい試合に絡めるかは分かりませんが、確実に試合に出続けてより成長をしなければならない選手です。鬼木達監督の下、覚醒を果たした山田新のように徳田誉もそのポテンシャルを大いに秘めています。

早川隼平(浦和レッズ)

レンタル修行を経て浦和レッズに帰ってきたアタッカーです。J2の試合も何試合か見てきた中で、「おいおい、J2でプレーしたらいけんレベルの選手がおるぞ?」と思った選手です。

ライン間でボールを引き取る能力と空間で待てる感覚が一級品です。そこから繰り出すスルーパスなど、決定的な仕事ができるのが早川隼平です。

さらにフリーランでプレーに関わる1人目、2人目にスペースを渡すことができます。プレスも厭わず背中で相手とスペースを隠すことも可能です。

どのくらい出場機会と出場時間を得られるかは未知数ですが、“走れるトップ下”として君臨できるポテンシャルを大いに秘めています。ぜひとも注目して欲しい一人です。