アヤックスのテクニカルディレクターが残留を強く希望しているにもかかわらず、日本代表DF冨安健洋がアヤックスとの契約を延長する可能性は低い——。オランダの大手紙がそう報じ、同クラブのファンに衝撃を与えている。冨安は2025年7月にアーセナルを退団し、同年12月にフリーエージェントとしてアヤックスへ加入。FIFAワールドカップ2026への出場を目標にプレー機会を求めてきた。次クラブの決定はW杯後になる見通しだ。

クラブが示した数字が語る、冨安がいないアヤックスの姿

オランダ紙『AD.nl』のヨハン・イナン記者によると、選手周辺の情報筋は「冨安がアヤックスに残る可能性はあるが小さい」との見方を示した。同記者によると、昨年12月の移籍は「W杯前に出場機会が必要な冨安」「放出を望んでいたアーセナル」「低予算で獲得を狙っていたアヤックス」の利害が一致した結果に過ぎず、当初から長期契約を前提とした加入ではなかったとみられる。冨安はここまで限られた出場機会でもチームのディフェンス力安定に貢献。チームのポゼッション率やパス精度も冨安不在時に低下するという数字が、その貢献度を裏付けている。

テクニカルディレクターが口にした「絶対に」、それでも条件が合わない

アヤックスのテクニカルディレクター、ジョルディ・クライフは冨安の能力を十分に認識しており、引き留めに強い意欲を持っていると同メディアは伝えた。しかし、W杯でアピールに成功すれば冨安の市場価値は高まり、アヤックスが昨年12月に提示した「短期・低報酬」の条件では太刀打ちできなくなる公算が大きい。

イナン記者は「W杯後にアヤックスが契約を結べていなければ、チャンスはなくなる」との見通しも示した。3月の代表活動で負傷離脱するなど、コンディションへの不安が残るなかで迎えるW杯が、冨安の「次の居場所」を事実上決定づける分岐点となりそうだ。

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