渡辺剛とともにオランダの名門フェイエノールトでプレーする日本代表FW上田綺世が得点を量産している。
6日のズヴォレ戦では4ゴールと大暴れ。
前半11分、前半20分、前半42分と戦半だけでハットトリックを達成すると、後半10分にも追加点を奪取。2点目を除くとすべてヘディングでの得点だった。
Optaによれば、21世紀以降のオランダ1部エールディヴィジにおいて、ヘディングで1試合3ゴールを記録するのは史上4人目だそう。
上田は後半25分までプレーし、チームも6-1で快勝している。
上田はこれで15試合で18ゴール。同僚アーニス・アジ・ムサは「すごいパフォーマンスだった。彼のことを誇りに思う。彼はそれに値する。毎試合、毎日、全力を尽くしているからね。4ゴールだよ…」と『ESPN』のインタビューで脱帽していた。
ただ、『VI』によれば、ロビン・ファンペルシー監督は、試合後のインタビューで上田のことを完全に忘れていたそうで、このように話していたそう。
「(試合を振り返るなかで上田に触れなかったが)あぁ、面白いね。試合後の会話でも彼のことを忘れていた。いい兆候だよ。
つまり、彼が1点、2点、3点、4点決めるのは当たり前になりつつあるということだからね。
だからこそ、彼のことは触れなかった。全員の名前は出したけど、綺世には触れなかった。
誰かがそれに気づいて指摘してきた際、私はこう言ったんだ。
『そうだね。ただ、綺世は毎週ゴール決めているね?目新しいことじゃない』ってね」
上田がゴールを決めるのはもはや当たり前なので、言及するのを忘れていたようだ。
5日に行われた2026年ワールドカップ抽選会の結果、日本代表とオランダはグループステージで対戦することが決まった。
上田はオランダにとって脅威になるはずで、元オランダ代表もあるファンペルシー監督は「(オランダのことが)ちょっと心配」とも語っていたそう。
筆者:井上大輔(編集部)
