世界的名将であるジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるスター軍団マンチェスター・シティは、6日に行われたプレミアリーグ第15節のサンダーランド戦に3-0で勝利した。
この試合ではシティMFラヤン・シェルキが見せた超絶アシストが話題になっている。
2点をリードした後半20分、足を交差させて蹴るトリッキーなラボーナキックでフィル・フォーデンの得点をアシストしたのだ。
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— Manchester City (@ManCity) December 6, 2025
フランス代表でもあるシェルキは22歳のテクニシャン。
アルジェリアにもルーツを持ち、リヨンでブレイクすると、今夏に3650万ユーロ(約66億円)ほどの移籍金でシティに引き抜かれた。
『BBC』によれば、シェルキは「あれに取り組んでいた。自分のクオリティはテクニックだと分かっている。フォーデン、アーリング・ハーランドらとプレーしているので、彼らにいいパスを送るのがとても重要」とラボーナパスについて語っていたそう。
ただ、グアルディオラ監督は、トリッキーなプレーを気に入っておらず、こう述べていたという。
「メッシが彼がやったようなクロスをするのは一度たりとも見たことがない。メッシは最高の選手だが、あんなクロスをやるのは一度も見たことがない。
クロスはいいよ、右か左か、足のどこだろうが構わない。効果的ならいい。だが、私はシンプルさを好む。なぜなら、メッシからシンプルにやればミスは絶対にしないと学んだからね。
彼はシンプルなことを完璧にやり、そこから4~5人をドリブルで抜き去る。
私は選手たちにシンプルなことをうまくやってほしい。そうすれば、特別な才能で好きなようにできる。
ただ、いま彼が取り組まなければ問題になるだろう。困ったことになる」
グアルディオラ監督は、バルセロナ時代にリオネル・メッシを指導したことがある。
最高の選手であるメッシは、ラボーナなどしたことがなく、シンプルなプレーを徹底していたと説明。
そのうえで、シェルキにもそのような心構えを求めたいと考えているようだ。
筆者:井上大輔(編集部)
