オランダ1部・ローダJCは26日、元デンマーク代表FWヨン・ダール・トマソン氏と監督就任の合意に達したことを発表した。

37歳のトマソン氏は現役時代、デンマーク代表としてW杯に2度出場するなど1997年から2010年までに112試合52得点を記録(112capは同国歴代3位、52得点はトップタイ)。クラブレベルではフェイエノールト、ミラン、シュトゥットガルト、ビジャレアルほか6ヶ国7クラブでプレーし、エールディビジ、セリエA、ブンデスリーガといったタイトルを獲得した。

特に元日本代表MF小野伸二とプレーしたフェイエノールトへの愛着が深く、キャリアの最後には再びフェイエへ戻り2010-11シーズンいっぱいで現役を引退。そのまま同じロッテルダムに本拠地を置きフェイエとの関係も深いエクセルシオールでアシスタントコーチに就任し、今シーズンから同チームの監督を務めていた。

ローダは15日のNEC戦で敗れて3連敗を喫すると、成績不振によりルート・ブロート監督を解任。暫定監督が指揮を執った先週末のアヤックス戦も敗れて4連敗で前半戦を終了し、4勝6分8敗の15位と苦しい状況が続いている。

エクセルシオールと2年契約を結んでいたトマソンの招聘に関しては今シーズンよりローダのテクニカル・マネージャーに就任したレオン・フレミングス氏の影響が大きいようだ。フレミングス氏はフェイエノールトのアシスタントを務めていた2008-2011年にまだ現役だったトマソン氏と接し、昨シーズンはエクセルシオールで共にスタッフとして働いている。

レオン・フレミングスTM

「ヨン・ダール・トマソンの招聘は正しい選択だ。彼はプロのサッカー選手としての豊富な経験を持つ若いコーチで、私はまた、彼が巨大な才能を持つ、情熱的で熱狂的な指導者であることを知っている。我々は彼がローダのスタイルにフィットすると信じているよ」

ローダとトマソン氏の契約は2017年7月1日までの3年半となっている。

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