JFA(日本サッカー協会)の第9代会長を務めた岡野俊一郎氏が肺癌のため、東京都内の病院で亡くなった。85歳だった。
日本サッカー協会 岡野俊一郎相談役 逝去のお知らせ https://t.co/iwCCjfc4eU #jfa pic.twitter.com/K95UuGq7MV
— 日本サッカー協会 (@JFA) 2017年2月3日
岡野氏は東京大学サッカー部の出身で、1955年に日本代表1試合に出場した経験を持つ。引退後は指導者となり、1968年のメキシコ五輪では長沼健監督のコーチとして、銅メダル獲得の快挙を陰から支えた。
また、「三菱ダイヤモンド・サッカー」(テレビ東京)の解説者として競技の普及に努めたほか、日本サッカーリーグ(JSL)の創設や2002年のワールドカップ招致に尽力。1998年にはJFAの会長に就任し、ワールドカップ日韓大会を成功させた。
その功績が評価され、2004年に旭日中綬章を授章。2012年には日本のスポーツ界で8人目、サッカー界では初となる文化功労者に選ばれている。
しかし同年、胸部に悪性の腫瘍が見つかり入院。今月2日の22時56分に息を引き取ったという。
半世紀以上にわたって日本サッカー界の発展に努めた故人のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。
Qoly編集部