Aリーグ新設チームの監督にポポヴィッチ氏の就任が決定
5月17日、濠太剌利サッカー協会のCEOを務めるベン・バックリー氏は「来季西シドニーに創設される新チームの監督にトニー・ポポヴィッチ氏を招聘した」と発表した。契約期間は4年間となる。
トニー・ポポヴィッチ氏は1973年生まれの38歳。元オーストラリア代表センターバックである。1997年にはエディ・トムソン監督(当時)の誘いでサンフレッチェ広島に入団し、2001年まで87試合に出場し13ゴールをあげた。
2008年に引退後はシドニーFCのアシスタントコーチに就任。昨季はかつてのチームメイトであるドゥギー・フリードマンの誘いでクリスタル・パレスのコーチングスタッフを務めていた。
地元に創設される新たなチームの初代監督に選ばれたことに、ポポヴィッチ氏は喜びと自信を覗かせた。
「非常に光栄なことだ。この地域は豊かなサッカーの歴史を持っているからね。チームのために声を上げてくれると思う。
こんな未来が待っているとは思わなかった。とても興奮している。スタッフからプレーヤーに至るまで、白紙の状態から創り上げていくわけだ。
多くの障害が待っているだろうが、明確な目標とビジョンを持っていれば、きっと乗り越えられるさ。僕には出来る。上手く行けば、リーダーシップが発揮できるだろう。
私にサッカーをもたらしてくれた場所でクラブを立ち上げるという挑戦だ。ここで生まれた私は、この地域のことを知っている。情熱を持っている多くの若者と、数千のサッカーファンがいることをね。それが我々の成功に助けとなるだろう。
良い品質、良いスタイルのサッカーを提供したい。我々はAリーグの、そして西シドニーの人々の誇りとなることが出来ると思うよ」
(筆:Qoly編集部)