6月10日、ポルトガル1部のFCポルトは「パウロ・フォンセカ氏を来季の監督として招聘することに成功した」と公式発表した。契約期間は2年。解約条項は1500万ユーロに設定された。
パウロ・アレクサンドル・ロドリゲス・フォンセカ、通称〝パウロ・フォンセカ”は1973年生まれの40歳。旧植民地のモザンビーク出身で、現役時代はベレネンセスやマリティモ、エストレラ・アマドーラなどでプレーしたDF。
引退後はアマドーラの下部組織で指導者としてのキャリアをスタートさせ、11/12シーズンに2部のアヴェスを昇格争いに絡ませて名を上げた。昨季はパッソス・フェレイラを率いて3位という好結果を残し、チームを欧州の舞台に進出させた。
公式
パウロ・フォンセカ FCポルト新監督
「これは誇れる出来事だ。ポルトは国内王者であるが、それ以上を目指していきたい。私は夢を抱いている監督。自分が率いてきたチームを見れば、それは一目瞭然だろう。
そのためにはバランスを管理していかなければならない。我々はボールを保持するクラブ。中盤でプレーするのが流儀であり、ポゼッション能力に優れるチームを持ちたい。そして積極的にプレッシャーもかけなければならない。結束を持ち続ける『FCポルト』を維持していきたいのだ。
我ながら危険な賭けではあると思う。私は40歳と若いからね。しかし、私が率いたパッソス・フェレイラのようなチームを作った監督は誰も知らない。残留が目標のチームで、スポルティングを叩いてチャンピオンズリーグ出場権を獲得したんだ。
なのでどこが危険なのかは難しいところだ。経験が少ないということは、ほかのコーチよりも多く批判されることを意味しはするだろうがね」