9月22日、『Sportmail』は「バレンシアのオーナーを務めるピーター・リム氏は、サルフォード・シティFCの株式を50%取得する可能性が高くなっている」と報じた。

シンガポール人実業家のピーター・リム氏は、今夏リーガ・エスパニョーラのバレンシアの買収に動いており、既にオーナーには就任している。しかしその一方で、クラブが抱える莫大な負債の扱いをめぐって主要債権者であるバンキアと行っている交渉が上手く進んでおらず、9月に入ってもまだ合意に至っていない。

そんな中でリム氏は先週末に行われたF1シンガポールGPに合わせて交渉を停止し帰国するなど、今後の状況が心配されている。

そして今回ピーター・リム氏は、イングランド8部にあるサルフォード・シティFCの株式を50%購入し、15年以内にプロリーグへの進出を目指すというプロジェクトの後を継ぐことに合意したとのことである。

現在のところ、その買収交渉については、まだイングランドサッカー連盟(FA)に公式の書面が提出されていないとのことだが、今後速やかに何らかの進展があるものと考えられている。

なお、サルフォード・シティは以前僅かに話題になったクラブで、今夏ギャリー・ネヴィル、ライアン・ギグス、ニッキー・バット、ポール・スコールズ、フィル・ネヴィルの5名が10%ずつ株式を保有することで合意しており、彼らとの練習試合を行うなど、面白い試みを行っている。

現在クラブはノーザン・プレミアリーグのディヴィジョン・ワン・ノース(実質8部)に所属しているセミプロチームであるが、上記のように15年以内のプロリーグ昇格を目指している。

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