東南アジア最強を決める代表トーナメントのASEAN三菱電機カップが当地で行われている。
小倉勉監督が率いるシンガポール代表は、グループステージを2位で突破し、準決勝でベトナムと対戦する。
グループステージでは日本から帰化した仲村京雅が代表初ゴールを決めた。28歳の仲村は、U-17日本代表として2013年に行われたU-17W杯に出場した経験がある選手。
2019年にシンガポールへ渡ると2024年3月に家族でシンガポールの永住権を取得した。そして、10月に国籍を取得すると、11月にシンガポール代表にデビュー。代表戦4試合目で嬉しい初ゴールとなった。日本は二重国籍を採用していないため、日本国籍を破棄してシンガポール国籍を取得したものと思われる。
ただ、シンガポールはベトナムに対して分が悪い。最後に勝ったのは1998年で、それ以降の14試合は8分6敗と一度も勝っていないのだ。
それでも、『The Straits Times』によれば、小倉監督は「26年も勝っていない?」としつつ、「とても興味深いね。私にとって、歴史は変えられるものであり、作られるものである」と豪語していたそう。
新たな歴史を作ることに自信をのぞかせていたようだ。シンガポールホームの第1戦は26日、ベトナムホームの第2戦は29日に行われる。