20日に行われたFIFAワールドカップ予選バーレーン戦で2-0と勝利を収め、世界最速で本大会への切符を獲得した日本代表。
前半についてはバーレーンの守備にやや苦しみ、VARでゴールが認められずに終わった場面もあったが、後半には途中出場の選手によるプレーも効果的に働き、鎌田大地と久保建英のゴールで勝ち越した。
試合終了後に『DAZN』のプログラムに出演したキャプテンの遠藤航は以下のように話していた。
「(前半バーレーンがいい戦いをしてきましたが?)焦りはあまりありませんでしたけど、相手が思った以上に前へプレッシャーをかけてきて、ビルドアップのところで苦戦しました。
いい準備をしてきたなという感覚で、後半どう修正するかという話はしていました。前半から立ち位置を変えたりとか、後ろの選手の間で話してはいたんですけど、あまりうまくいかない前半ではありましたね。
(ハーフタイムは?)4バックにしたほうが相手が来にくくなるかなという話もあったんですけど、僕と田中(碧)選手が横並びの2ボランチにしたほうがいいのかなと。
前半は僕がワンボランチ気味に立ち位置を決めていたんですけど、後半は2ボランチにしたほうが相手のプレッシャーをかいくぐれるかなと。3バックの左右の選手と関係を作って、プレッシャーが来たところを剥がすことができるんじゃないかと考えました。
監督からは特に守備のところは無失点に抑えるという点と、このような難しい試合になることは分析していたから我慢して点を取りにいこうという話がありました。
コンディションは普段の準備から整えていくところをやりつつ…今日は久々の90分フル出場ではありましたが、その中でも動き続けることを意識していました。
動き続けることでテンポができて、ボールも受けられますし、守備でのリズムもできてくる。自分がキツいなと思ったときでも動き続けてプレーに関わることを90分通してやっていきたいなと思っていました。今日はまだまだ余力がある状態でした。大丈夫です。
W杯は決まりましたけど、ここからが新たなスタートだと思っています。まずは残りの3試合をいい形で終えたいですし、チーム全体で共通意識を持ってやれています。
今日出られなかった選手、出場時間が少なかった選手もギラギラしていますし、チーム全員で勝ち続けられるように頑張ります」
所属しているリヴァプールではなかなか出場時間が与えられず、試合終了間際からのクローザー的な役割となっている遠藤航。
その一方で日本代表ではスタメンから長い時間プレーしなければならないという状況にあるが、キツくても動き回ることによってその違いにアジャストをしているという。