侍ジャパンが連覇を目指した野球世界一を決める大会、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。
2026年大会で優勝したのは、準々決勝で日本の夢を打ち砕いたベネズエラだった。
準決勝でイタリアを下すと、アメリカとの決勝にも3-2で競り勝ち、見事初優勝を遂げた。
サッカーが盛んな南米において、ベネズエラは唯一野球王国といえる国。
今年1月にはアメリカの軍事攻撃を受けて、ニコラス・マドゥロ大統領が拘束される衝撃的な出来事があった。そういうこともあってか、選手たちは優勝後に感情を爆発させていた。
『Laiguana』によれば、ベネズエラ代表のオマール・ロペス監督は、日本戦後に妻から「あなたはこんな憎まれるべき人ではない。あなたがベネズエラを頂点に導くためにしてきたすべてを見てきたのは私しかいない」と労いの言葉をかけられたことを明かしたそう。
ロペス監督は2023年大会でもベネズエラを率いたが、3年前はアメリカとの準々決勝に負けて敗退。今大会ではそのリベンジも果たした。
49歳の指揮官は「これは私がずっと夢見てきたこと。この国に幸せをもたらすために、自分にできることは何だろうかと(自問自答してきた)。これは私だけの功績ではない。あらゆる意味で、我々がここにいられるように多くの人々が力を尽くしてくれた。ベネズエラには、我々の成功を願う3000万人以上の国民がいる」としつつ、「これが私にとって最後のWBC」とも語っていたそうで、これを最後に代表監督から退くようだ。
筆者:井上大輔(編集部)



