ワールドカップで通算4度の優勝を誇るイタリア代表だが、最近2大会は予選敗退の憂き目に遭った。
2026年大会の欧州予選でも首位ノルウェーに次ぐ2位となっており、このままならプレーオフに回ることになる。
そのイタリア代表は、今月に欧州予選ラスト2試合(モルドバ、ノルウェー戦)を戦うが、またもフェデリコ・キエーザは招集されなかった。
日本代表キャプテンの遠藤航と同じリヴァプールに所属するキエーザは、28歳のアタッカー。
元イタリア代表FWエンリコ・キエーザ氏を父に持ち、2018年に20歳の若さでイタリア代表にデビューした。ただ、2024年のEURO以降は代表活動に参加していない。
『Sky』などによれば、ジェンナーロ・ガットゥーゾ代表監督は、なぜキエーザは招集されなかったのかと聞かれるとこう答えていたそう。
「彼とはよく話をしている。我々はその選択と事情を尊重しなければいけない。これ以上は言えないが、それが事実だ。
キエーザの選択か?そうだ。容易に理解できるだろう。そうでなければ、5回も同じ説明を繰り返さない」
代表不在はキエーザ本人の意思によるものであり、それを尊重するべきと説明していた。
イタリアは欧州予選グループIを首位通過できずに2位となった場合、来年3月にW杯行きをかけたプレーオフを戦うことになる。
井上大輔(編集部)
