サッカーにおいて常に注目を集めるのは若手選手だ。大人だらけの中で輝きを見せるヤングスターは、今後の未来がどうなるのかとファンの想像力を刺激するものであり、その存在はとても貴重である。
今回は世界のサッカーのデータを分析している『CIES Football Observatory』から「世界で最も価値が高い10代のプレーヤー」をご紹介する。
ウォーレン・ザイール=エメリ

(C)Getty Images
クラブ:パリ・サンジェルマン
国籍:フランス
年齢:19歳と6ヶ月
価値:9230万ユーロ(およそ164.34億円)
10代にして名門パリ・サンジェルマンの中心的な役割を長く果たしているボランチ。中盤の様々なタスクを幅広くこなし、攻守に渡って貢献できるボックス・トゥ・ボックス・プレーヤーだ。
2014年にスカウトされたことからパリ・サンジェルマンの下部組織に入団し、少年時代から飛び級を重ねていった。15歳でマウリシオ・ポチェッティーノ監督の評価を受けてトップに昇格し、2022年7月にプロ契約を締結。
その後に行われた日本ツアーでの親善試合で好プレーを見せ、リーグアンでも16歳と151日でデビュー。それからトントン拍子に進歩を進め、19歳でUEFAチャンピオンズリーグ制覇も経験している。
フランコ・マスタントゥオーノ

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クラブ:レアル・マドリー
国籍:アルゼンチン
年齢:18歳と2ヶ月
価値:1億0240万ユーロ(およそ182.32億円)
今年夏に行われたクラブワールドカップでリーベル・プレートの一員としてプレーし、大きな話題を集めた10代プレーヤー。少年時代はテニスでも地域トップクラスだったというエピソードでも知られる。
2024年にデミチェリス監督から高い評価を受けてトップチームに昇格し、17歳でアルゼンチンリーグにデビュー。すぐに中心的な役割を任されるようになった。
そして今年6月13日にはレアル・マドリーとの契約を結び、18歳の誕生日を迎える8月半ばに加入することが決定。現在Bチームの登録ながら、ほぼトップチームとともに活動しており、移籍後初ゴールも決めている。
