2026年ワールドカップ出場をかけた各地の予選が佳境を迎えている。今大会は本大会出場国が32から48に増えた。
アフリカ予選ではカーボベルデが初出場を決めた一方、強国ナイジェリアとカメルーンが敗退した。両国はアフリカ予選プレーオフでともにコンゴ民主共和国に敗戦。
ナイジェリアは、16日に行われたコンゴ民主共和国とのプレーオフ決勝にPK戦の末に敗れた。
世界的ストライカーであるヴィクター・オシムヘンがハムストリングの問題を再発させ、前半終了後に交代を余儀なくされたのも痛かった。
『Guardian』によれば、ナイジェリア代表のエリック・シェル監督は、ブードゥー(魔術、呪術)のせいで敗退したと語っていたという。
シェル監督は、試合中に相手コーチ陣と揉めるシーンがあり、試合後の会見で記者たちになぜその件について聞かないのかと詰問。そのうえで、コンゴ民主共和国はマラブタージュ(魔法や呪い行為を指す言葉)を行っていたと非難したという。
さらに「PK戦の最中にコンゴ民主共和国のやつらがブードゥーをやっていた。毎回、毎回、毎回だ。そのせいで、私はあの後に少しナーバスになったんだ」として、相手のスタッフが液体を振りまくような仕草をしていたとも訴えていたそう。
アフリカではブードゥーの話題が時折出てくるが、ナイジェリア代表キャプテンのウィリアム・トロースト=エコングは指揮官の発言に対する同調は見せなかったとのこと。
筆者:井上大輔(編集部)
