フェネルバフチェ(トルコ1部)のトルコ代表FWケレム・アクトゥルコールがワーナー・ブラザースから訴訟を起こされたようだ。

27歳のアクトゥルコールは今季よりベンフィカ(ポルトガル1部)からフェネルバフチェに移籍。今シーズンはリーグ戦8試合1得点を記録しており、トルコ代表としても通算49試合に出場している。

同選手はゴール後に魔法の杖を振り回すようなセレブレーションを行っていたが、イギリス『The Sun』ほか各メディアは、同選手がワーナー・ブラザーズから著作権侵害で訴えられていると報じた。

ワーナー・ブラザーズは映画ハリー・ポッターの権利を所有しているアメリカの大手映画スタジオ。同社は「ハリー・ポッター」「ホグワーツ」「グリフィンドール」といった作中に登場する呼称が、トルコで登録商標であると発表した。

訴訟では、アクトゥルコールがハリー・ポッターを想起させるジェスチャーを明確な許可なしに使用することはできないと主張。

ワーナー・ブラザースは、これらの商標は象徴的な書籍や映画の枠を超え、大きな商業的価値をもって世界的に認知されているとした上で、裁判所の文書には、商標登録表や同選手のInstagram投稿や
Xのスクリーンショットが含まれていた。

ファンの中には、アクトゥルコールを「ケレム・ポッター」と呼ぶ者もいる。このニックネームは、同選手がSNS上で丸い眼鏡をかけ、ハリー・ポッターに扮した投稿をしたこと、ハリー・ポッターの劇中歌を使用したことなどに由来している。

訴訟を受けて、選手の弁護士は「ケレム・アクトゥルコールは1998年生まれで、ハリー・ポッターのキャラクターが世界中に広まり始めたのは1997年です。アクトゥルコールが子どものころから愛していたキャラクターに影響されてゴールを祝ったことで、法的問題が持ち上がるのは正しくないだろう」と語った。

筆者:本田建(編集部)

This article is a sponsored article by
''.