29日にJ2のシーズン最終戦が各地で行われた。
カターレ富山はホームでブラウブリッツ秋田に4-1で勝利。
富山はロアッソ熊本と勝点で並ぶも、得失点差で1ポイント上回り、17位で残留を決めたが、それはなんとも劇的な展開だった。
熊本はヴァンフォーレ甲府との最終戦に0-0の引き分け、勝点37で富山と並んだ。
もし、得失点差も同じだった場合には総得点で上回る熊本が残留し、富山は降格していた。
だが、富山は18歳の亀田歩夢が、後半アディショナルタイムにあまりに劇的なゴールを奪取。ひとりで相手を突破すると最後も冷静にフィニッシュ!
【奇跡のJ2残留】カターレ富山が得失点差で上回り大逆転残留!只者ではない高卒ルーキー・亀田歩夢の劇的弾
www.youtube.com最終的に17位となった富山の得失点差はマイナス15。一方、18位となった熊本の得失点差はマイナス16。
亀田が得点を決めていなかったら富山は降格していたはずで、土壇場でチームを救うまさに救世主となった。
海外の大手掲示板『Reddit』でも「なんてゴールなんだ」「18歳にしてレジェンドになった」「アニメのかっこいいシーンTOP10に入る」「映画みたい」と話題になっている。
亀田は、強豪である流通経済大学付属柏高校で全国高校サッカー選手権に出場すると、今年プロ入りしたルーキー。これがJ初ゴールだったのだが、なんとも劇的なものになった。
J公式によれば、本人は「今日は『自分がこのチームを残留させるぞ』という気持ちで挑んだ。自分にとってJリーグ初ゴールがチームにとっての貴重なゴールになり、忘れられないゴールになった。相手を1人かわしたときにパスの選択肢もあったが、自分が決めて勝つという気持ちでシュートに行った」と話していたそう。
その亀田は「カターレ富山残留!Jリーグ初ゴール!最高な1日でした!これからも応援よろしくお願いします!」とSNSに投稿。
すると、チームメイトである富山GK田川知樹と昨シーズンまで富山でプレーした碓井聖生(現アビスパ福岡)は「ありがとうございます」と泣き顔の絵文字つきで感謝のコメントをしていた。
筆者:井上大輔(編集部)

