なでしこジャパンは、29日に長崎ピーススタジアムで行われたカナダとの国際親善試合に3-0で勝利した。
キャプテンの長谷川唯はベンチ入りしたものの出場せず。代わりにアームバンドを巻いたのは、元キャプテンの熊谷紗希だった。
35歳の熊谷は、2008年に代表デビューを飾ると、なでしこ史上2位となる通算164試合に出場してきたレジェンド。
試合後にはかつての盟友である鮫島彩さんと熱いハグを交わしていた。
38歳の鮫島さんは、なでしこで通算114試合に出場した元スター選手。熊谷とは優勝した2011年の女子ワールドカップを含めて多くの試合をともに戦った仲だ。

2018年に行われた鮫島さんと熊谷の国際Aマッチ100試合出場記念セレモニー
(C)Getty Images
この日、鮫島さんは試合解説を担当すると、後半43分までプレーした熊谷と試合終了直後に抱き合っていた。
「試合後のお決まり。汗だくで抱きつかないで。笑なでしこジャパン、ナイス勝利でした!」とのコメントとともに、その様子をSNSに投稿。
熊谷が「どんな時でも私の熱い抱擁を受け止めてくれてありがとう。どんなに汗だくでも、鮫ちゃんなら喜んで受け止めてくれるって知ってます」と反応すると、鮫島さんは「出た!最強ポジティブ!笑 汗だくの抱擁は喜んでないのよ。笑」と返信していた。
熊谷は背番号4、鮫島さんは5番や3番をつけたため、2人はロッカーでも距離が近かったが、今でも盟友関係は健在のようだ。
なでしこは、2日にカナダとのトレーニングマッチを行い、今年の活動を終える。
筆者:井上大輔(編集部)
