2024年シーズン限りで引退した元日本代表FW柿谷曜一朗氏は、『ジーニアス』との異名で呼ばれた天才選手だった。
超絶的なテクニックとアイデアで誰も真似できないプレーを繰り出し、見る者を魅了した。
その一方で、「意外性とか創造性に特化した選手が少なくなっている」として、戦術的な現代サッカーへのアンチテーゼを感じさせるような発言もしてきた。
ただ、引退後は解説者としても活動している柿谷氏は、不得手だったはずの戦術面についても、しっかりと言葉で説明している。
そうしたなか、サッカー好きであるお笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さんと、FANTASTICS中島颯太さんは、フジテレビ系『激論!日本代表ベスト8への道』のアフタートークでこんな話をしていた。
加藤「柿谷さんの選手時代を見ていて、あそこまでいい解説になると思ってなかったんだよね。すごいいい解説もするよね」
中島「引退されるときも『俺、まったく知らんねん、サッカー』ってずっと言ってたんですよ」
加藤「本人が?」
中島「たぶん、解説(業)も増えて、めっちゃ知識が…。今日、僕も久々に会ったんですけど、あんなに喋れる人じゃなかった(笑)」
加藤「マジで!?(笑)」
中島「僕が言ったらヤバいんですけど(笑)本人も『俺、喋られへんし、知識ない』って言って
たんですけど…」
加藤「すごいクレバーないい解説してるもんね」
56歳の加藤さんは、長年サッカー番組の司会を務めたほどのサッカー好き。柿谷氏のクレバーな解説は、現役時代からは想像できなかったそう。
一方、柿谷氏と同じ大阪府出身である中島さんは26歳。セレッソ大阪サポーターでもある彼は、好きだったという柿谷氏と一緒にご飯に行くほどの関係性になったという。
その柿谷氏は、14日にヨドコウ桜スタジアムで引退試合を行う。
筆者:井上大輔(編集部)
