今シーズンのJ3リーグで12位になったSC相模原。その中でチーム得点王となったのが、7ゴールを決めたブラジル人FWラファエル・フルタードだった。
ラファエル・フルタードはこれまでサンタ・クルーズやジュヴェントゥージ、コンフランサなど様々なクラブでプレーした25歳のブラジル人ストライカーで、1月にブルガリアのクルモヴグラトというクラブからSC相模原へと加入した選手。
なかなかコンスタントに結果を残せないチームの中、シーズンを通して24試合に出場して7ゴールを奪取。アスルクラロ沼津戦ではJリーグ移籍後初となるハットトリックを決めており、天皇杯ではジュビロ磐田を撃破する値千金のゴールも決めた。
彼が今回『Lance!』のインタビューに応え、初めてのJリーグでのシーズンを以下のように振り返っていた。
「良いシーズンだったと思うよ。たくさんのゴールを決めることができたし、チームの目標達成に貢献できたことを神様に感謝している。クラブ得点王としてリーグを終えられたことが嬉しい。
最初は時差や食事に慣れるのに少し苦労したが、すぐに馴染んだよ。日本のみんなが多くのサポートをしてくれて、とても暖かく迎えられた。だから、この適応プロセスが非常にスムーズに進んだんだ。
リーグ戦では様々な瞬間があった。素晴らしい試合をして良い結果を残すことができた試合もあれば、同じようなパフォーマンスを見せられなかった時もあった。ただ、全体として見れば良いシーズンだったと思う。天皇杯ではクラブ史上最高の結果を出して、歴史に名を刻んだ。
だから全体的には非常にポジティブだ。ただ、もしもっと安定したパフォーマンスを維持することができていれば、リーグ戦でも良い結果を残して、順位もさらに上に行けたと思う」
ラファエル・フルタードは12位に終わったチームに「いい時もあれば悪い時もあった」と波の大きさを感じており、これさえなければもっと良い結果を残せただろうと話していたようだ。
筆者:石井彰(編集部)
