それぞれが思い描く近未来の健康的な生活

(C)Getty Images
大阪ヘルスケアパビリオンは、大阪府・大阪市が協賛企業118社、協力機関17団体の叡智を集結させたパビリオンで、各団体、企業が考える近未来の暮らしや健康や命の大切さに関するプログラムで、訪れたみなさんに感動をを呼び込みました。ここではパビリオンで人気を集めた展示の一部を振り返ってみましょう。
「人生ゲーム」で楽しむ2050年の世界

日本生命保険相互会社提供
日本生命保険相互会社が、パビリオン内で展開した「人生ゲーム REBORN in 2050 みんなのチカラで、未来をすすめ。」は、2050年の大阪で起こるさまざまな出来事を、プログラムの参加者と協力しながら乗り越えていく参加型のプログラムです。

日本生命保険相互会社提供
この日会場に居合わせた人々とチームを組み、2050年の社会で自分の人生切り拓いていくプログラムで、会期中には11万人が参加。人気を博しました。

提供:日本生命保険相互会社 2050年の人生ゲームでは、未来を彷彿とさせる選択肢が多く登場します。
従来の人生ゲームと同様に、職業選択などのさまざまな転換期があり、給料日などにもらえる「コイン」と、健康に良いことをすると増える「ハート」の数を競い合い、最後は順位も表示されようになっています。
会期終了後には、大阪市の日本生命保険本店1階に期間限定で設置されるようなので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
1月19日から2月27日まで、日本生命保険本店の1階にて、近畿2府4県在住の方を対象にした人生ゲームの体験会(※事前の抽選、申し込み制)を実施するそう。営業職員が配布するチラシによる事前申し込みが必要だが、大盛況に終わった人気プログラムを体験できるまたとない機会なので、ぜひトライしてみてほしいです。
【注意点】
開催場所:〒541-8501 大阪府大阪市中央区今橋3-5-12 日本生命保険本店1階
対象:近畿エリアの2府4県にお住まいのお客様
方式:日本生命職員によるチラシによる募集、事前抽選を経て当選者が決定。事前予約必須
その他:保険契約有無に関わらず、職員を通じての事前申し込み・抽選を受け付けています。
iPS細胞が秘める再生医療の可能性

パビリオンに入ると、まず目に入ってくるのが、iPS細胞をテーマとした大阪府・大阪市の展示です。大阪・関西の再生医療が秘めた潜在能力と、それらが実現しうる未来の世界が描かれており、未来の医療技術の進化に期待を感じずにはいられない内容でした。

その中で特に来場者の目を惹いたのが、iPS細胞によって作られた心筋シートでした。
一部の展示品は。大阪市の先進医療拠点「中之島クロス」で常設展示されることが発表されたので、期間中にご覧になれなかった方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
ミライ人間洗濯機が再び万博に

1970年の大阪万博を意識した展示も多くみられましたが、株式会社サイエンスが展示して人気を集めた「ミライ人間洗濯機」も、その系譜を受け継いでいる展示です。
55年前に注目を集めた製品は、残念ながら実用化に至りませんでしたが、当時のアイデアを元に最新技術を取り入れて進化を遂げた製品は、医療や介護業界での入浴介助の負担軽減などに期待が寄せられています。

株式会社サイエンスが展開してきた小さな泡で洗浄するシャワーヘッド「ミラブル」などの洗浄技術とAIを活用した令和版の「ミライ人間洗濯機」は、15分で全身の洗浄ができるという優れもの。入浴中は、その時の心拍数や自律神経の状態に合わせた音楽や映像が流れ、心身ともに整えられられるような感覚が味わえるそう。既に大阪のホテルなどでは、連日行列を作った入浴体験が可能になっています。
未来の自分と出会える「リボーン体験」

主催者提供
「25年後の自分と一緒にミライを旅しよう」をテーマに展開された『リボーン体験』もなかなか予約の取れない人気体験エリアになりました。

入り口で手首に巻くリボーンバンドを受け取った後、更衣室のような「カラダ測定ポッド」のブースに入り、7つの項目の健康データ(心血管、筋骨格、髪、肌、歯、目、脳)を測定します。

測定を終えてエレベーターに乗ると2050年の世界が。エレベーター内の壁には未来の大阪が描かれており、未来の自分に出会う旅へのドキドキ感を掻き立てられます。

上階に着くと、未来の自分と対面することに。参加者は25年後のアバターを見ながら、それぞれの感想を語り合っていました。

同じ時間にプログラムに参加した皆さんと、2050年の大阪で元気に生きる様子がスクリーンに映し出され、「リボーン体験」は終了します。

主催者提供
終盤にかけて連日の大盛況となった大阪・関西万博は10月13日に幕を下ろし、最終日にはテーマソングを歌うコブクロがイベントに登場し、「この地球(ほし)の続きを」を熱唱しました。

主催者提供
執筆:JUN.S
