浜野まいかが所属するチェルシー女子は、英女子トップリーグWSLで6連覇中の絶対女王だ。昨シーズンは無敗優勝という偉業まで成し遂げた。
7連覇を目指すチェルシーだが、7日に行われたエヴァートン戦に0-1で敗れた。これで国内リーグでの無敗記録は34でストップし、585日ぶりに黒星を喫した。
チェルシーは、林穂之香、石川璃音、北川ひかる、籾木結花の日本人4人が所属するエヴァートン相手にボール保持率78.9%、シュート30本を記録するも得点を奪えず。
そして、前半12分にエヴァートンに値千金の決勝ゴールをもたらしたのは27歳の林だった。右からのクロスがゴール前を通過すると、後方から駆け上がった林が押し込んだ。
昨シーズン8位だったエヴァートンにとっては、格上相手の金星。
『BBC』によれば、かつてチェルシーとエヴァートンでプレーした元イングランド女子代表ファラ・ウィリアムズは「林のファンタスティックフィニッシュ」と讃えていたそう。
「ペナルティエリアを横切る素晴らしいパスが相手DFとGKの隙を突いた。サイドバックの林がそれに飛び込んだ。エヴァートンのファンタスティックフィニッシュとゴール」
ただ、林の本職はMF。『ESPN』によると、この日のエヴァートンは4-4-2システムで、左サイドバックが北川、林は左サイドハーフだった模様。
チェルシーはこれで今シーズン10試合で6勝3分1敗。現時点で、長谷川唯、山下杏也加、藤野あおばが所属するマンチェスター・シティが9勝1敗で首位に立っている。
筆者:井上大輔(編集部)
