FCソウルの元イングランド代表MFジェシー・リンガードが、韓国でのラストマッチを終えた直後に語った“韓国の審判批判”が、大きな話題を呼んでいる。

韓国メディア『Chosun Biz』によると、すでに今季限りでのFCソウル退団を発表していたリンガードは、韓国でのラストマッチでもあった10日に行われたACLエリート(ACLE)リーグステージ最終節メルボルン・シティ戦に先発出場。試合後の記者会見で、Kリーグ(韓国リーグ)が改善すべき点として真っ先に「審判」を挙げた。

普段は審判と問題を起こすタイプではないとしながらも、「審判がわざと選手を怒らせているように感じた瞬間があった」述べ、「感情のコントロールが難しいゲームコントロールがあった」と、不満を口にしたという。

リンガードはこれまでも、芝の状態やクラブ施設など、韓国サッカーのハード面の改善を求めてきたが、「芝生やクラブ施設は、時間が解決する部分もある。しかし、判定に関しては必ず改善されるべきだ」と強調。韓国サッカー界に向けた率直なメッセージとして受け止められている。

マンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したスターが、韓国へ移籍したニュースは大きな注目を集めたが、リンガードは2024年に6得点3アシスト、2025年には10得点4アシストと結果を残し、FCソウルの中心選手として存在感を示した。

送別式では涙を見せ、「自分のキャリアにとって、本当に素晴らしい2年間だった。選手として大きく成長できた」とファンに感謝を伝えた。

だが、最後のメッセージとして“審判問題”を指摘したことは韓国でも大きな反響を呼んでいる。

Kリーグの問題点を率直に語ったリンガードの発言を、韓国サッカー界はどのように受け止めるのか。

アジアの国際大会などでは、韓国人審判が日本代表やJリーグのクラブの試合を捌く可能性があるだけに、何らかの解決策を見出してほしい。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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