14日に明治安田J2昇格プレーオフ2025の決勝が行われ、テゲバジャーロ宮崎が悲願のJ2初昇格を果たした。
今シーズンのJ3リーグは栃木シティが優勝し、青森県のヴァンラーレ八戸が2位に。この2チームがJ2への自動昇格を果たした。
残す昇格枠はあと1つ。リーグ戦で3~6位に入った4チームがJ2昇格プレーオフに臨んだ。
宮崎は今シーズンのJ3リーグで4位となり、プレーオフへ。7日に行われた準決勝で、同5位・鹿児島ユナイテッドとの九州勢対決を2-0で制した。
迎えた決勝の相手は、リーグ戦3位のFC大阪。準決勝で同6位・ツエーゲン金沢を退けた彼らもまたJ2初昇格をかけてこの決戦に臨んだ。
しかし中立地・Axisバードスタジアム(鳥取)で行われた試合は、よもやの一方的な展開となった。
29分、オウンゴールで宮崎が先制すると、42分に吉澤柊が追加点。後半に入って63分には武颯が3点目、70分には松本ケン・チザンガが4点目のゴールを決めた。
戦前には優位と思われたFC大阪が衝撃的な大敗。4-0で大勝した宮崎が、昇格プレーオフを制するとともにJ2への最後の切符を手にした。
現在のクラブ名に変更したのは2015年で、Jリーグ入会が2021年。ただ前身の創立は1965年と古く、今年でちょうど60年となる。
宮崎はそんな節目の年のラストを、最高の形で締めくくった。
筆者:佐伯洋(編集部)
