横浜F・マリノスでプレーするイスラエル代表FWディーン・デイビッドに対し、母国イスラエルから熱い視線が注がれている。
イスラエルメディア『Sports1』は、同国1部のハポエル・テルアビブが同選手の獲得を検討すべき存在だとして、識者のコメントを交えて報じた。
元イスラエル代表DFのドール・エルー氏は「彼に全力でいくべきだ。リーグに不足しているタイプのストライカーだ」と強調。日本で十分な出場機会を得られていない現状を踏まえ、早期復帰を促す姿勢を示している。
同記事では、ポッドキャスト番組「キック・トーク」での発言も紹介された。
元同国代表のギリ・ヴェルモット氏は、Jリーグ第37節でのセレッソ大阪戦に言及した。
デイビッドは後半アディショナルタイムに途中出場し、終了間際に見事なループシュートでゴールを奪取。短い出場時間ながらも決定力の高さを示した点が評価された。
一方で司会のロイ・ザリヤン氏は「日本での扱いは厳しい。残念な移籍だ」と本音を漏らしている。
マリノスにとっては、限られた起用の中でも結果を残す助っ人FWの存在感をどう生かすかが今後の焦点となる。
母国からの期待と評価を背負うストライカーが、Jリーグの舞台で真価を示せるか注目したい。
筆者:江島耕太郎(編集部)
