日本人選手たちもプレーするドイツ1部ブンデスリーガはシーズン前半戦を終えた。
菅原由勢と長田澪ことミオ・バックハウスが所属するブレーメンは、現時点で18チーム中10位。
長田は今シーズンから正GKを任されている21歳の守護神だ。
日本人の母とドイツ人の父のもとドイツで生まれたが、幼少期は川崎フロンターレに所属するなど日本で過ごした。現在はU-21ドイツ代表としてもプレーしているが、日本サッカー協会も視察を行うなど注視している。
そうしたなか、『Bild』は、「夢のような物語」として、ブレーメンにおける長田の活躍と成長を讃えていた。
「彼もシーズン前半戦の最大の勝者の一人と言える。シーズン当初は正GKとして起用されることすら考えられていなかった。
不安定な時期や一時的な肩の負傷もあったが、ブレーメンの守護神として成長を遂げた」
昨シーズンまでブレーメンの正GKだったミヒャエル・ツェッテラーがこの夏にフランクフルトへ移籍。
長田はその後継者として、ここまでリーグ戦13試合に出場。24失点、クリーンシートは3つながら、評価を高めている。
実際、ブンデスリーガ公式によれば、セーブ数はリーグ4位の51回。また、『Fotmob』によると、長田は、90分平均のセーブ数ではブンデスリーガ1位(4回)を記録している。
ブレーメンは、ここまで15試合でリーグワースト4位タイとなる28失点を喫している。それだけ長田のセーブ機会も多くなるが、確かな活躍を見せているようだ。実際、市場価値も1000万ユーロ(約18.4億円)に上昇している。
筆者:井上大輔(編集部)
