24日に行われるAFC U-23アジアカップの決勝戦。オリンピックを目標にしているためU-21のメンバーで挑みながら、日本代表チームはここまで順調に勝ち上がってきた。
最後に立ちはだかるのはU-23中国代表。得点についてはここまでわずか4ゴールで、そのうち3つが準決勝のベトナム戦であるという事実はあるものの、5試合をすべて無失点で終えているという堅守が武器だ。
この躍進と同時に、ソーシャルメディアで大きな話題となったのが、中国を率いているアントニオ・プチェ監督の徹底した規律管理である。
『Sohu』によれば、準備期間中の選手たちの生活は「ホテルと練習場の往復のみ」しか許されていなかったという。外出は原則制限され、食事はチーム管理下で行われるものしか口にできない。宿泊先へのテイクアウト注文さえも禁止されていたとのことだ。
スペイン出身のアントニオ・プチェ監督は、これまで母国や中東、ギリシャなどで数々のクラブをアシスタントコーチとして指導した経験を持ち、2022年に中国U-20の監督を務めたことがある指揮官。
彼は感情を前面に出すタイプではない。口数は多くなく、パフォーマンス的な言動も好まないとのことだが、行動規範と規律に関しては一切の妥協を許さない「鬼教官」であるという。
肇慶で行われた以前の合宿でも、選手たちはスケジュールを厳守。休息は与えられるが、すべては管理下に置かれていたそう。指揮官自身も例外ではなく、平日は戦術研究や分析に没頭する生活をしており、トレーニング拠点に戦術分析専用のワークスペース確保を要請したというエピソードもあるという。
徹底した管理によって、これまで中国に欠けていた「90分一貫性を持って戦う集中力や遂行力」が高まっているという評価もあり、それが決勝戦進出という驚きの快挙を導いたと伝えられている。
AFC U-23アジアカップの決勝戦は、日本時間で25日の午前0時にキックオフされる。試合はDAZNで無料生配信される予定だ。
筆者:石井彰(編集部)


