ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで、中国代表として女子フリースタイルスキー3種目に出場したアイリーン・グー(谷愛凌)。
15日に自身のインスタグラムを更新し、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)の日程調整に強い不満を表明した。
グーはこの投稿で、ビッグエア決勝とハーフパイプの練習が完全に重複するスケジュールのため、ハーフパイプの練習を丸1日欠席せざるを得なくなったと明かした。
彼女は「スノーボーダーとの合同練習や、1時間だけの単独練習時間を求めたが、認められなかった」と説明。他の女子ハーフパイプ出場選手は誰も別種目に出場しておらず、ハーフパイプがスロープスタイルやビッグエアとは異なる特性を持ち、専用の練習時間を必要とすることを強調した。
「オリンピックは奇跡が起き、限界が破られる舞台のはずだ。この決定はオリンピックの精神に反しているように感じる」と訴え、3種目すべてで決勝進出を果たした自身がペナルティを受けるような扱いは、将来の選手たちにどのようなメッセージを送るのかと疑問を呈した。
さらに、「全く避けられたはずの問題」としつつも、ビッグエア決勝に全力で挑む姿勢を強調。「この素晴らしい女子選手たちと、ライトの下で競うのが楽しみ」と前向きに締めくくった。
現在、グーはスロープスタイルで銀メダルを獲得。現地時間16日のビッグエア決勝と、19日のハーフパイプ予選を控える中でのグーの主張は、過密日程がアスリートの挑戦を阻害する現実を浮き彫りにした。
この投稿には、「プレッシャーの中でも優雅に問いかけるあなたに誇りを感じる」「3種目すべてに挑戦する勇気はすでに歴史を作っている」「勇敢に挑戦するあなたは最高!また驚かされたよ。フリースタイルスキーの未来のために声を上げてくれてありがとう」など、世界中から共感と応援の声が殺到している。
グーの率直な言葉は、オリンピックの本質を問い直すきっかけとなりそうだ。
筆者:江島耕太郎(編集部)


