元フランス代表FWウィサム・ベン・イェデルを巡る強姦容疑の裁判について、その事態は大きな急展開を迎えたようだ。

『AFP』が報じたところによれば、フランスの控訴裁判所は木曜日、証拠不十分を理由に「ベン・イェデルを強姦罪で裁判にかける決定を破棄した」という。

昨年、フランス南東部ニースの検察当局はベン・イェデルを10代の女性2名に対する強姦、強姦未遂、および性的暴行の罪で起訴する方針を固めていた。

しかし、エクサン=プロヴァンスの控訴裁判所は今回、「彼を訴追する根拠がない」との判断を下したとのこと。これを受け、弁護士を務めるソフィア・ケルバ氏は「この決定に非常に満足しています。私のクライアントは一貫して無実を主張してきました」とコメントしている。

ベン・イェデルと弟のサブリ氏は、2023年にパーティーで知り合った2人の10代女性からの告発を受け、正式な捜査対象となっていた。昨年には裁判の開始が命じられていたが、今回その決定が覆されたという。

モナコやセビージャでエースとして活躍したベン・イェデルだが、近年はピッチの上よりも法廷でのニュースで世間を騒がせることが増えていた。

昨年9月には、現在離婚手続き中である妻に対する精神的虐待(モラハラ)があったとして、ニースの刑事裁判所から9万ユーロ(約1500万円)の罰金を科されている。

さらに2023年にはセビージャ時代の脱税でスペインにて有罪判決を受けたほか、2024年には別の性的暴行事件で禁錮2年(執行猶予付き)の判決を下されたが、こちらについては現在控訴中となっている。

2024年にモナコを退団した後、イランやトルコでの短いプレー期間を経て、今年1月にはモロッコの強豪ウィダード・カサブランカと契約したベン・イェデル。かつては南野拓実とともにプレーした名アタッカーであるが、近年は相次ぐトラブルに直面している。

飲酒運転が発覚したあとには自身がアルコール依存症を抱えていることをあきらかにしており、性的暴行事件の疑惑についても「酩酊状態だったため記憶がない」と主張していた。

筆者:石井彰(編集部)

This article is a sponsored article by
''.