[明治安田J1百年構想リーグEASTグループ第10節、ジェフユナイテッド千葉 1-1(PK2-3)水戸ホーリーホック、4月11日、千葉・フクダ電子アリーナ]
千葉は立ち上がりからゴールに迫るも、チャンスを仕留めきれずに前半49分に失点した。後半30分にMF安井拓也のミドルシュートで同点に追いついたが、PK戦の末に敗れて今季初の連勝とはならなかった。
試合後、千葉の小林慶行(よしゆき)監督は勝ち切れなかったことを反省した。
指揮官は勝ち切れない現状に危機感
今季J1昇格組による一戦は、千葉が試合を有利に進めた。
序盤から得意のサイドアタックでチャンスを生み出すも、水戸GK西川幸之介の牙城を崩せなかった。前半49分にコーナーキックの流れから失点を許し、後半に突入した。
小林監督は「攻守ともに自分たちのやりたいことができました」と戦いを評価。試合の主導権を握った一方で、相手ゴール前での決定力を欠いた。
それでも後半30分にDF河野貴志の縦パスを受けたFW呉屋大翔がワンタッチで安井に落とした。ボールを受けた背番号41はそのまま右足を振り抜き、ゴール右上に突き刺した。
安井の同点弾で勢いに乗りたい千葉だったが、水戸の堅守を崩せなかった。試合はそのまま1-1でPK戦に突入し、千葉はPK戦を2-3で落とした。
同点弾を決めた安井は「(ゴールという)結果につなげられたのは良かったですけど、もう1得点を取ることで自分たちに勝ちを持ってこられなかったのは、自分にとってまだまだ実力不足」と表情は険しかった。
小林監督も敗戦を悔やむ。
「結果を持ってこられなかったのはすごく危険。それこそが一番反省しなければいけない部分だと感じさせられるゲームだったと思います」
また、この日集まった観客は1万1529人となっており、J1復帰後のホームゲームで初めて1万3000人を下回った。千葉のホームゲームにおける観客数はやや減少傾向にあり、試合前には「結果が出ていないので、このような現状になっている。自分の責任」と口にしていた。
指揮官は改めて「ホームゲームであれだけ熱量のある応援をしていただいたなかで、このゲームは必ず勝点3を取らなければいけないゲームだったと思います。そこはすごく反省としてあります」と、サポーターの目の前で勝利することの意義を強調した。
百年構想リーグの後半戦は白星スタートとなったが、ここから勝ち星を増やしていきたい。今季のうちに勝ち切れるチームになれるかどうかが、昇降格のある2026-27シーズンの明暗を分けるはずだ。
取材・文=浅野凜太郎
