フランス・オープン女子2回戦で、ドイツ選手が中国選手との握手を拒否する騒動が起きた。
タマラ・コルパッチ(ドイツ)とワン・シンユー(中国)の一戦。『Eurosport』のドイツ語版によると、第1セットでワン選手が「アウト」と宣告されたボールに異議を唱え、ネットの反対側まで移動してマークを確認する行為があった。これはテニスのルール違反に当たる。
コルパッチは試合後、「2つボールマークがあった。どちらも明らかにアウトだった。彼女が向こう側に来て確認した。私は彼女の顔を見て、両方アウトだと気づいたのがわかった」と語った。問題となったのはその後の対応だったという。
コルパッチは「彼女は何をしようとしたのか。それから彼女は真ん中あたりを指差して『ここに当たってた』と言う。私は『何もないよ』と言った。そして彼女に聞いた。『自分のボックスがそんなに騒ぐからって、こっちに来るなんて恥ずかしくないの?』」と振り返った。
試合はコルパッチが6-2、2-6、6-3で勝利。終了後のネットでの握手場面で、ワンが再び第1セットの件を持ち出したため、コルパッチは握手を拒否した。
同選手は自身への独占インタビューの中で「最後にネットで、彼女は『第1セットのボールマークの件、私は全く良くないと思う』と言った。私は聞き返した。『何が良くないの? 私がボールをプレゼントしなかったことが? わかった、じゃあこうしよう。私はあなたに握手しない』。彼女の行為は完全に非スポーツマンシップだと思う」と強調した。
コルパッチは試合前まで両者に敵対関係はなく、良好な関係だったと説明。Hawk-Eyeデータで問題のボールが実際にアウトだったことが確認されると、「ほらね!彼女もこれを見ればいいわね。これで私に謝れるわ」と語った。
この一件は、グランドスラムでの選手間のマナーやルール遵守について、改めて注目を集めることになりそうだ。
筆者:江島耕太郎(編集部)
