[明治安田J1百年構想リーグプレーオフラウンド第2戦19-20位決定戦、ジェフユナイテッド千葉 1-2 アビスパ福岡、6月6日、千葉・フクダ電子アリーナ]

千葉は福岡に1-2で逆転負けし、20チーム中最下位でシーズンを終えた。

試合後、千葉の小林慶行監督は今季を振り返りつつ、来季に向けて補強にも言及した。

補強の必要性「新しい仲間を加えていけるか」

17季ぶりのJ1復帰を果たした千葉にとって、待っていた現実は厳しいものだった。

全18試合を戦った地域リーグラウンドではわずか3勝にとどまり、失点数は下から2番目の31失点を喫した。

プレーオフラウンドの第1戦ではWESTの最下位だった福岡と2-2で痛み分け。この日の試合はプライドをかけた戦いだったが、勝利できなかった。

前半は自分たちのペースで試合を進め、32分にはFW呉屋大翔のペナルティキック弾で先制した。随所で持ち前のサイド攻撃も光ったほか、セカンドボールの回収でも優位に立って試合を支配した。

指揮官も「前半は悪くなかったというか、相手を困らせることはできた」と手ごたえを口にした一方で、後半になると立場逆転。福岡に主導権を握られると、57分、68分といずれも相手のサイド攻撃から最後はクロスボールを押し込まれる形で失点し、逆転を許した。

「最後のクロス対応は、人が決まっているので。その部分では(対応する)人が明確ですし、この守備をやれば、1対1の状況がピッチ上でかなり多く行われる。そうなると1対1の能力を上げていかなきゃいけないというのは、さらに明確になる部分でした」

その後も自分たちの流れに引き戻せないまま、1-2で試合終了。小林監督は「トータルすると、自分たちが今後どうやって戦っていくのかというところ。これを教訓にしてというか、材料として自分たちがこれを持って、また来季に一つ成長していけるようにしなければいけない」と次を見据えた。

もちろん、シーズン序盤から負傷者などが続出し、満足にトレーニングや試合を行える状況ではなかった。とはいえ、来季からはいよいよ昇降格ありのリーグ戦が始まる。どんな理由があろうとも、最下位であれば文句なしのJ2降格だ。

小林監督は現有戦力のレベルアップや、さらなる連係面の構築などを掲げた一方で、オフシーズンの補強についても触れた。

「これから伸ばそうにももう限界がある部分があります。ピッチ上で行われている戦いではなく、移籍市場といった裏の戦いでもずっとこの半年間続いていました。そのなかで、クラブとしてどういうふうに新しい仲間を加えていけるか、その仲間が加わったときにどういう絵を描いていけるかというような部分を、当然僕自身はイメージしながら進むことになる」

「根本の部分というところでは自分たちが去年までのステージでやっていたことだけでは難しいというところも相当明らかにはなっています。そのなかで、どのように戦うステージに上がっていけるか、それをしっかりともう一度オフの期間に精査して、『じゃあ…』というような戦いができるようにしていきたい」

愚直に正面からぶつかった百年構想リーグは最下位という結果に終わった。だが、“最悪の結果”というわけでもない。むしろこの経験が来たる2026-2027シーズンに生かされるのであれば、価値あるものだったと思えるはずだ。

力試しの期間は終わった。いよいよ正真正銘の本番がやって来る。

取材・文=浅野凜太郎

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